【年代別トレンドの移り変わり】1950年代/1960年代/1970年代/1980年代の象徴的インテリアを紹介!

2024.02.09

公開日:2023.06.05

インテリアコーディネート, おすすめアイテム, トレンド

【年代別トレンドの移り変わり】1950年代/1960年代/1970年代/1980年代の象徴的インテリアを紹介!
時代によってトレンドは大きく変わりますが、1950年代から1980年代は社会の変化やテクノロジーの普及でさまざまなインテリアが流行しました。

時代を象徴するデザインのインテリアは、お部屋にひとつ取り入れることで雰囲気が明るくなったり時代を感じることができるでしょう。

この記事では1950年代から1980年代のトレンドを紹介するとともに、おすすめのインテリアを紹介します。

お部屋に取り入れる際の参考にしてみてください。

トレンドの移り変わり

【年代別トレンドの移り変わり】1950年代/1960年代/1970年代/1980年代の象徴的インテリアを紹介!
トレンドの移り変わり

1950年代から1980年代はインテリアデザインのトレンドが大きく変化していました。戦後や経済成長、生活の変化などに影響を受けながらトレンドは移り変わっていきます。

  • ミッドセンチュリーモダンが登場した1950年代
  • ポップアートや宇宙時代の影響を受けた1960年代
  • ヒッピー文化の影響が大きい1970年代
  • ポストモダンの影響やミラー・ガラスが多用された1980年代

代表的な流行に注目しながら1950年代から1980年代までのインテリアを紹介していきます。時代を感じられるようなアイテムも紹介するので、ぜひ取り入れてみてください。

1950年代のインテリア

【年代別トレンドの移り変わり】1950年代/1960年代/1970年代/1980年代の象徴的インテリアを紹介!

1950年代はモダンデザインやポップな色彩が人気を集めていました。ミッドセンチュリーモダンの登場や、パステルカラーが主流となった時代でもあります。

ミッドセンチュリーモダンの登場

ミッドセンチュリーモダンの登場

ミッドセンチュリーモダンは1940年代から1960年代にアメリカで興ったデザインのことで、シンプルでモダンなデザインが特徴です。第二次世界大戦の戦後復興期から経済成長や社会の変化が進んだ時代であり、住宅や家具への関心が高まったことも流行の理由のひとつとされています。ミッドセンチュリーモダンは無駄な装飾を省き、シンプルな形状や曲線的な背もたれや座面が用いられており、体にフィットする快適さや視覚的な魅力は人気を集めていきました。

多くの優れたデザイナーが作品を生み出しましたが、チャールズ&レイ・イームズのイームズチェアは革新的なデザインと快適性が注目されました。イームズのシェルチェアをベースにしたダイニングチェアは、透明で洗練されたデザインがどんな部屋にも合うでしょう。

ミッドセンチュリーテイストのアーム付きチェア/BE

ミッドセンチュリーテイストのアーム付きチェア/BE

曲線が美しい、ソフトレザー使用のチェア。ダイニングテーブルにもデスクにも使える程よいサイズ感。
ミッドセンチュリー・バウハウスデザイン風の洗練されたフォルムがインテリアを格上げします。

デザイナーズライクなポリ製クリアーダイニングチェア/CL

デザイナーズライクなポリ製クリアーダイニングチェア/CL

イームズのシェルチェアをベースにしたダイニングチェア。
透明なポリカーボネートの座面とデザイン性の高い細身のスチール脚で、生活感のない洗練された空間を演出。
どんなテイストのお部屋にもスッと溶け込むクリアーな逸品です。

主流はパステルカラー

主流はパステルカラー

1950年代にはパステルカラーが主流となり、カラフルで鮮やかな色が流行しました。レッドやイエロー、ピンクなど鮮やかな色が使用され人気を集めました。パステルカラーはプラスチック素材が普及したことも影響しています。プラスチックは色彩の自由度が高いため、パステルカラーのインテリアの製造に適しています。プラスチック製のパステルカラーのテーブルやチェアなどは特に人気で、お部屋の雰囲気を明るくしてくれることも人気の理由のひとつです。

紹介するチェアはイエローで、柔らかな曲線の美しさが特徴です。座り心地も良く、お部屋にひとつ置くだけでも映えるデザインですので、お部屋にアクセントが欲しいという方は取り入れてみてはいかがでしょうか?

くすみカラーのミッドセンチュリー風ローチェア/YE

くすみカラーのミッドセンチュリー風ローチェア/YE

なめらかな触り心地と、柔らかな曲線が美しいローチェア。直径49cmのゆったりとした座面と、体を包み込む背もたれで快適な座り心地を実現。
置くだけで絵になるフォルムとカラーが特徴的な逸品です。

1960年代のインテリア

【年代別トレンドの移り変わり】1950年代/1960年代/1970年代/1980年代の象徴的インテリアを紹介!

1960年代はポップアートと宇宙に関連した要素がインテリアデザインにおいて重要な役割を果たしました。また、1950年代に人気を集めたモダンデザインは1960年代も変わらず人気でした。1960年代後半にはヒッピー文化も流行しました。

ポップアートと宇宙

ポップアートと宇宙

ポップアートとは1960年代に誕生した芸術運動で、大量生産・大量消費という時代、大衆文化や大衆の日常生活を題材にしています。広告や商品、新聞など日常生活を素材として1950年代後半から1960年代にかけて流行しました。大衆文化の要素をテーマにすることで一般の人にもアートを身近に感じることを試みました。

鮮やかな色彩が作品のポップ感を演出し、視覚的なインパクトを与えます。

また、1960年代は宇宙開発競争が熱くなり、宇宙への関心が高まっていた時代でもあります。この影響で宇宙船やロケットなどをモデルとした家具やインテリアが広まっていきました。
レトロモダンなカウンターチェアは宇宙船のようなデザインで、60年代を感じることができるでしょう。

レトロモダンなパラボラシルエットのハイスツール/BK

レトロモダンなパラボラシルエットのハイスツール/BK

60年代に描いた近未来を彷彿とさせるレトロモダンなカウンターチェア。その宇宙船のようなデザインは一見、人のぬくもりを感じさせない無機質さがあります。
しかしながらいざ座ってみれば、有機的な3次元のフォルムがお尻を包み込み、カウンターチェアでも安心して寛ぐことができます。
ポリプロピレン製なのでお手入れもカンタン、軽くて移動もラクラクです。色違いで揃えてみるのもお洒落でオススメです。

モダンなデザイン

モダンなデザイン

1960年代はシンプルでクリーンなデザインや、ポップアートの影響を受けて鮮やかな色彩の家具が多用されました。デザインの本質を追求して機能性と美しさを組み合わせたデザインも生まれました。また、1960年代は新しい素材の開発や普及が進み、特にプラスチックが多く利用されました。プラスチックは軽量であるため自由な形状や軽量性のあるインテリアが登場した点も特徴です。使い勝手や機能性が重視された時代でもあります。

紹介するモダンデザインのテーブルは個性的な脚部のデザインが魅力となっており、素材はポリプロピレンのためお手入れが簡単です。2色展開となっているため、お部屋の雰囲気に合わせて取り入れてみてください。屋外での使用も可能なのでベランダに置いてみるのも良さそうです。

個性的な脚部デザインが魅力のPP製テーブル/WH

個性的な脚部デザインが魅力のPP製テーブル/WH

現代アートを彷彿とさせるモダンデザインのテーブル。木の枝のような個性的な脚部デザインが魅力。
ポリプロピレン製で屋外使用も可能です。濡れてもサッとお手入れカンタン!

1970年代のインテリア

【年代別トレンドの移り変わり】1950年代/1960年代/1970年代/1980年代の象徴的インテリアを紹介!

1960年代後半から1970年代前半には社会の習慣や価値観に反抗し、平和や愛、自由などを求めた人々のことを指すヒッピーが流行しました。ヒッピー文化の影響で自然素材やマクラメ、カラフルなインテリアが流行したことも1970年代の特徴です。

ナチュラル素材にフォーカス

ナチュラル素材にフォーカス

ヒッピー文化では自然素材である木材やラタンなどが多く使用され、自然を取り入れたインテリアが好まれていました。1970年代は自然や環境に関心を持っていた時代でもあるため、家具に自然素材を取り入れるなどインテリアにも大きな影響を与えています。また、ヒッピーの影響で「マクラメ」という結び目を組み合わせて模様を作る編み方が流行し、インテリアにも取り入れられました。

紹介するソファは素材にラタンが使用されています。ラタンは丈夫でありながらも柔軟性もあるため家具に使用されることが多いです。また、アイアンに粉体塗装をすることで、環境に優しく耐久性が高いというメリットもあります。

自然素材を取り入れた家具を使用することでお部屋に自然や癒しを感じることができるでしょう。

リゾート感漂うナチュラルラタンソファ/センター

リゾート感漂うナチュラルラタンソファ/センター

ラタンとアイアンの組み合わせが南国の風を感じさせるリッチなソファ。組み合わせ次第でサイズを自由自在に調整できます。
自然素材のナチュラルな雰囲気がお部屋にくつろぎを与えます。

1980年代のインテリア

【年代別トレンドの移り変わり】1950年代/1960年代/1970年代/1980年代の象徴的インテリアを紹介!

1980年代はビビットやパステルカラーなど明るい色がインテリアに使用されることが多くありました。また、CDプレイヤーやファミコン、コンピュータなどの電化製品が普及し大きな人気を集めた時代でもあります。

他にも、1980年はミラーやガラスを使用したインテリアが流行し、光の反射や透明感で空間を広く見せたり豪華さを演出するなどの効果がありました。

ポストモダンという概念

ポストモダンという概念

ポストモダンは哲学や文化、建築、芸術などの分野で流行した近代を越えようとする思想運動です。ポストモダンはインテリアデザインにも大きな影響を与えました。

ポストモダンのインテリアデザインは遊び心があり多様な要素の組み合わせや、矛盾する要素を組み合わせることで新しい視覚的な効果を生み出します。また、独特な形状の家具や個性的でオリジナリティあふれるデザインはとても魅力的でした。

また、この時代はモダニズム建築への批判から「ポストモダン建築」が流行しました。ポストモダン建築はビジュアル面や装飾的な要素を使用して個性的なデザインを要しました。

モダンでスタイリッシュなラウンドガラステーブル(L)/BK

モダンでスタイリッシュなラウンドガラステーブル(L)/BK

モダンな空間を演出する、おしゃれなガラステーブル。透明なガラス天板と無駄のないラウンドのシルエット。圧迫感がなく開放的な空間に。
ブラックのアイアン脚は、マットな質感で、落ち着いた雰囲気。10mm角のシャープなラインが際立ちます。

メンフィス デザイン

メンフィス デザイン

メンフィスデザインは1981年にミラノで結成されたデザイン集団のことです。ビビットカラーや明るいカラー、異なる素材を組み合わせる斬新なスタイルがメンフィスデザインの特徴です。直線や曲線、幾何学的なパターンやシルエットが多用され、斬新なフォルムも特徴的です。メンフィスデザインはこれまでのインテリアデザインに縛られることなく、自由な発想で人々の視覚や感情に訴えかける独特な作品を生み出しました。

また、メンフィスデザインはポストモダンの影響も受けており、伝統的なデザインやルールにとらわれず、自由な発想のデザインを追求します。

メンフィスデザインは7年後の1988年に解散しましたが、作品やデザインの影響は今日も続いており、世界のデザインや建築に大きな影響を残しています。

まとめ

【年代別トレンドの移り変わり】1950年代/1960年代/1970年代/1980年代の象徴的インテリアを紹介!
vol47_まとめ

1950年代から1980年代に流行した文化やインテリアについて紹介しました。

時代とともにインテリアのトレンドも変化していきますが、数十年経った今日でも当時の流行はインテリアデザインに影響を与えています。

紹介したインテリアは当時のトレンドや雰囲気を感じることができるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

PROFILE

高橋優一(36)インテリア系の営業マン/独身/おとめ座/A型

アウトドア好きで週末にはよく登山やキャンプに出かけている

部屋のインテリアにこだわり続けるうちにインテリアデザインに興味を持ち、本格的に学ぶ。

インテリア家具・雑貨を取り扱う秋島良品のサイト運営を行う傍ら、現在はその経験や知識を活かしインテリアに関するコラムを執筆。より多くの人にインテリアの魅力を届けようと日々奮闘中。
アウトドア好きで週末にはよく登山やキャンプに出かけている

部屋のインテリアにこだわり続けるうちにインテリアデザインに興味を持ち、本格的に学ぶ。

インテリア家具・雑貨を取り扱う秋島良品のサイト運営を行う傍ら、現在はその経験や知識を活かしインテリアに関するコラムを執筆。より多くの人にインテリアの魅力を届けようと日々奮闘中。